text & photo : 片岡 優子
平蔵町・大泊地区に奥浦慈恵院が「養育院」と呼ばれていた頃の跡地があります。1968年5月までこの場所にありました。
県道162線「河務福江線」を堂崎教会方面へ進み、奥浦郵便局を過ぎ、
久賀行きのフェリー乗り場を過ぎて、しばらく道なりに進むと
左手に細い道が出てきます。
この細い道を上ります。
ブロックの壁にあとが残っています。
車一台しか通ることができないような細い道を登っていくと、養育院の跡地に到着します。
入り口を進むと、建物の瓦礫が残っています。
奥には、マルマン神父とペルー神父、そして子ども達の像が残っています。
石碑には
『自由と愛の使者
マルマン神父とペルー神父と子どもたち
1877年 フランス人マルマン神父(右)による
キリシタン復活と孤児収容の博愛事業および修道院創始
1908年 継承者ペルー神父(左)による五島初の赤レンガ
洋風天主堂の建立を記念して』と書いてあります。
更に奥手にはマリア像に祈る少女の像があります。
このマリア像と子どもの像の右手に子供達の遊び場の跡があります。
海から登る朝日がとても美しいそうです。子供達はこの高台から美しい景色を見て健やかに日々を過ごしたのでしょう。
Information
児童養護施設 奥浦慈恵院「養育院」跡地 | |
住 所 | ADDRESS | 五島市奥浦町1816番地 |